前回のセッションで CLAUDE.md(AIアシスタントへの指示書)を122行→65行に最適化した。その後、Codex(GPT-5.3)とClaude Agentの2体に評価させたところ、両者とも「検証コマンドが書かれていない」を最大の弱点と指摘した。
検証コマンドとは「AIが自分の書いたコードを確認するための具体的な手順」のこと。これがないと、AIが「コードを書きました」で終わり、ちゃんと動くか確認しない可能性がある。
プロジェクトを調査した結果、pnpm(パッケージ管理ツール)が15以上のプロジェクトで最も多く使われていた。ところが現状では、どのツールを使うかの指示がないので、AIが別のツール(npm)を勝手に選んでしまうことがある。
ポイント: lock ファイル(プロジェクトが「どのツールで管理されているか」を示す自動生成ファイル)を見て判定するルール。これでAIが間違ったパッケージマネージャを使わなくなる。
AI会話の保存先パス(Obsidianというメモアプリのフォルダ)が、2つのセクションにまったく同じ長い文字列で書かれていた。1箇所を「上のパスを参照」に変えるだけ。
| 指摘 | 誰が | 却下理由 |
|---|---|---|
| ルール間の矛盾 | Codex | 実運用で困ってない |
| YAGNI/KISS削除 | Claude | ないと過剰実装する |
| 後方互換性の条件付き化 | Codex | 個人プロジェクトだから不要でOK |
| AGENTS.md重複整理 | Codex | 別ツール用なので重複OK |
| セキュリティ境界追加 | Codex | AIの標準機能で保護済み |
2体のAIに評価させた意味: Claude Agent は「ベストプラクティスとの照合」が得意で、Codex は「運用上の矛盾発見」が得意。両方使うことで片方だけでは見つからない問題が浮かび上がった。
変更は最小限: 65行 → 約68行(+3行)。100-150行の推奨範囲の下限以下なので、今後もルールを追加する余裕がある。
Boris Cherny(Claude Code作者)の教え: 「AIがミスしたらCLAUDE.mdに追記する」リアクティブなアプローチが正解。完璧を目指すより、実際に困ったときに直す。