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Codex AGENTS.md 調査結果 — Claude.md をベースに最強の設定ファイルを作る

2026年3月7日 17:52 更新

一言でいうと

Codex 用の「AIへの指示書」を、今の Claude.md レベルに引き上げるための調査まとめ

なぜこれが必要なのか

今の Codex の設定ファイル(~/.codex/AGENTS.md)には、C.C.(コードギアスのキャラ)の口調設定しか入っていない。Claude Code の CLAUDE.md には「どんなツールを使うか」「コードの書き方のルール」「判断に迷ったらどうするか」といったプロジェクトルールがぎっしり詰まっているのに、Codex にはそれがゼロ。

つまり Codex にタスクを投げるたびに、毎回ゼロから説明し直している状態。研究データによると、ちゃんとした AGENTS.md があるだけで実行時間が約28%短縮、トークン(AIが処理するテキスト量)も約16%削減される。「指示書がないと、AIは遠回りする」ということ。

何をしたのか

3方面から並行して調査を実施した。

1 公式ドキュメント・GitHub・ブログ記事
AGENTS.md の仕様、書き方のベストプラクティス、CLAUDE.md からの移植ガイドを調査
2 X(Twitter)のユーザー投稿
実際のユーザーがどんな AGENTS.md を書いているか、Tipsやコツを収集
3 Codex CLI の使い方・特性
Codex 固有の機能やクセを調査し、AGENTS.md に反映すべき項目を特定

調査結果 1: AGENTS.md の基本ルール

AGENTS.md って何?

AGENTS.md は、Codex(OpenAI の AI コーディングツール)が作業を始める前に必ず読む「指示書」。Claude Code でいう CLAUDE.md と同じ役割。普通のテキストファイル(Markdown形式)で、特別なフォーマットは不要。

置き場所と優先順位

置き場所 効果の範囲 用途
~/.codex/AGENTS.md 全プロジェクト共通 口調、基本ルール、共通の好み
プロジェクトのルート そのプロジェクトだけ 技術スタック、テスト方法、構造説明
サブフォルダ そのフォルダ以下だけ チームごと・機能ごとの特別ルール

深いフォルダにあるものほど優先される(フォルダの中にフォルダがあれば、内側が勝つ)。全ファイルの合計サイズ上限は 32KB。

便利機能: /init コマンド

Codex CLI で /init と打つと、プロジェクトの中身を自動スキャンして AGENTS.md のテンプレートを作ってくれる。ゼロから書くのが面倒なときに便利。

調査結果 2: 書くべきこと・書かないべきこと

書くと効果が高いもの(2,500リポジトリの分析結果)

GitHub が 2,500以上のリポジトリを分析して出した結論。「三層構造」で書くのが最も効果的。

常にすること(Always)

テスト実行コマンド、lint(コードの書き方チェック)実行、コミット(変更記録)のルールなど。「これは毎回やれ」という指示。

先に確認すること(Check first)

新しいライブラリ(外部ツール)の追加、本番環境の設定変更など。「やる前に聞け」という指示。

絶対にしてはいけないこと(Never)

パスワードをコードに直書き、.env(秘密情報ファイル)のコミットなど。「これだけは絶対ダメ」という指示。

書かないべきもの

調査結果 3: 今の AGENTS.md の問題点

今の状態

  • C.C.の口調設定だけ
  • プロジェクトルールなし
  • テスト・lint 指示なし
  • 禁止事項なし
  • TTS: で始める指示あり

目指す状態

  • 口調 + 開発ルール
  • CLAUDE.md 相当の規約
  • 検証コマンド明記
  • 三層構造の指示
  • TTS: 削除

調査結果 4: CLAUDE.md → AGENTS.md の移植ポイント

そのまま使えるもの

Codex 向けに調整が必要なもの

CLAUDE.md の機能 AGENTS.md での対応
@ファイル名 でインポート 使えない。サブフォルダに分けて置く
サブエージェント指定 Codex にはない。削除する
plan-viewer 連携 Claude Code 専用。削除する
外部ツール連携(Discord等) MCP(外部サービス接続)があれば書ける
/compact 提案 Codex にも /compact あり。そのまま使える
Second-Brain 書き出し Codex でも可能。パスは同じ

Codex 固有で追加すべきもの

調査結果 5: X で見つけた実践Tips

シンボリックリンクで共有する(Fabrizio Rinaldi)

1つのファイルを CLAUDE.mdAGENTS.md の両方から参照させる。どのツールでも同じルールが適用される。ただし Claude Code 専用の記述(サブエージェント等)は分ける必要あり。

AGENTS.md は「従業員への研修マニュアル」(Eric J. Ma)

「プログラムを書いているのではなく、従業員を訓練している」と考える。セッション中に気づいたことは「AGENTS.md に追記して」と指示すれば、AI 自身が学習ファイルを更新してくれる。

コンテキスト切れに注意(Sash Zats)

長時間作業するとAIの「記憶」が薄れ、AGENTS.md の指示を無視し始めることがある。こまめに /compact(記憶の整理コマンド)を使うこと。

AGENTS.md の自動生成もアリ(Dan Mac / Yazin)

「このリポジトリ用の AGENTS.md を書いて」とCodex自身に頼むこともできる。/init コマンドでも自動生成可能。ただしグローバル設定(~/.codex/AGENTS.md)は手動で書いた方がいい。

次のアクション

1 グローバル AGENTS.md を書き直す
今の C.C. 口調設定を残しつつ、CLAUDE.md から移植可能なルールを追加。TTS: プレフィックスは削除。三層構造(Always / Check first / Never)で整理する。
2 Codex 固有のルールを追加
autonomy レベルの使い分け、得意・不得意への対策、曖昧指示の禁止を明記。
3 Claude Code 専用の記述を除外
サブエージェント指定、plan-viewer、@インポート、Discord/X スキル連携など、Codex にないものは削除。

ポイント

CLAUDE.md と完全に統一するのは現実的ではない。Claude Code にはサブエージェント、plan-viewer、スキル、フックなど Codex にない機能が多い。逆に Codex には autonomy レベルやマルチエージェント(複数AIの同時作業)など Claude Code にない機能がある。

「共通部分」と「ツール固有部分」を分けて考えるのがベスト。基本原則・コーディングルール・検証コマンドは共通。ツール連携・ワークフロー指示は各ツール専用にする。

32KB の上限に注意。CLAUDE.md は長くても問題ないが、AGENTS.md は全ファイル合計で 32KB まで。簡潔さが重要。

効果は実証済み。ちゃんとした AGENTS.md を書くだけで、実行時間28%短縮・トークン16%削減。投資対効果が高い。

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