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不動産相場チェッカー サービス化計画 — Claude Code不要で誰でも使えるようにする

2026年3月7日 22:00 更新

一言でいうと

不動産相場分析を「住所とAPIキーだけ」で誰でも使えるWebツールにする

なぜこれが必要なのか

以前作った不動産相場分析スキル(住所を入れると坪単価や建物の残り価値を自動で計算してくれるツール)は、Claude Code(AIプログラミングツール)の上でしか動かない。Zennに記事を公開したけど、そもそもClaude Codeを使っている人が少ないから反応が薄かった。

このままだと、せっかく作った分析ロジックが「自分専用ツール」で終わってしまう。国交省の不動産取引データは無料で使える貴重な公共データなのに、活用できる人がエンジニアに限られている状態はもったいない。

何をするのか

核心のアイデア: BYOK方式

BYOK(Bring Your Own Key)= ユーザーが自分でAPIキー(データを取得するための鍵)を国交省から無料で取得して、それを使ってもらう方式。こうすることで、こちらのサーバーにAPIキーを預ける必要がなく、セキュリティ上のリスクがなくなる。

BEFORE(現状)
Claude Codeをインストール → MCPサーバーを設定 → スキルをインストール → 使える(エンジニアでも30分かかる)
AFTER(目指す姿)
APIキーを取得(無料申請、数時間で届く)→ Google Colabを開く → キーと住所を入力 → 分析結果が出る

配布形式を6つ比較して「Google Colab」に決定

Streamlit(PythonでWebアプリを作れるフレームワーク)、Google Colab(ブラウザ上でPythonを実行できるGoogleのサービス)、Next.js(本格的なWebサイト構築フレームワーク)、Dify(ノーコードAIチャットボット構築ツール)など6つを比較した。

比較ポイント Google Colab Streamlit
APIキーの安全性 最高(自分のGoogle環境で完結) 中(サーバー経由。ログに残るか不明)
使い始めのハードル Googleアカウント + 「実行」ボタン URLを開くだけ(ただし12h放置で停止)
ホスティング費用 永久に無料 無料(制限あり)
開発コスト 半日〜1日 1〜2日

Streamlitを選ばなかった理由

最初はStreamlitを推す方向だったが、調査で以下の問題が見つかった:

Google Colabが最適な理由

実装ステップ

0 Codex(GPT-5.3の開発AIツール)に設計相談
Google Colab + BYOK方式の設計が妥当か、セキュリティ面で見落としがないか、別の視点からレビューしてもらう。
1 コア分析ロジックをPythonスクリプトに移植
スキル版の9ステップの分析ロジック(住所→座標変換→取引データ取得→坪単価計算→異常値除外→レポート生成)を、Claude CodeやMCPに依存しない純粋なPythonコードに書き直す。国交省のAPIを直接呼ぶ形にする。
2 Google Colabノートブックを作成
フォーム機能を使って「APIキー入力欄」と「住所入力欄」を用意。再生ボタンを押すだけで分析結果がテーブル形式で表示される。プログラミングの知識は不要。
3 APIキー取得ガイドを作成
国交省の不動産情報ライブラリーでAPIキーを無料申請する手順を、スクリーンショット付きで「本当の素人でもわかる」レベルで解説するWebページを作る。
4 Codexでセキュリティ監査
完成したコードをCodexに見せて、APIキーの取り扱い(ログに出力していないか、どこかに保存していないか)やセキュリティ上の問題がないかチェックしてもらう。
5 公開 & 記事更新
GitHubにリポジトリを作成し「Open in Colab」ボタンを設置。Zennの既存記事を更新するか、新しい記事「APIキーだけで使える不動産相場チェッカー」を書く。

機能スコープ(初期リリース)

スキル版の全機能をいきなり移植するのではなく、まず核心部分だけに絞る:

機能 初期リリース 理由
取引価格の取得(3年分) 対応 核心機能。APIを直接呼ぶだけで実現可能
坪単価・一種単価の算出 対応 核心機能。四則演算だけで計算できる
建物残価推定(建物の残り価値を計算して土地価格を逆算) 対応 差別化要素。他のツールにない分析
異常値除外(極端な安値を自動で除く) 対応 分析精度に必須
用途地域の取得 後回し 地図タイル計算が複雑。取引データ内に情報が含まれるため代替可能
地価公示データの取得 後回し 追加の価値はあるが、核心ではない

将来の展開

ユーザーが増えて「もっと簡単に使いたい」という声が出たら、Gradio(HuggingFace社が提供するPython UIフレームワーク)でWebアプリ版を作る。Streamlitより無料枠が大きく(メモリ16GB)、同じPythonコードがそのまま使えるため移行コストが小さい。

ポイント

なぜ「ユーザーに自分のAPIキーを取得させる」のか: こちらのAPIキーを全員に使わせると、利用規約上の「第三者への提供」に該当するリスクがある。また、レート制限(一定時間内のアクセス回数制限)を全員で共有することになり、ユーザーが増えると使えなくなる。各自のキーなら完全に独立して使える。

見送った選択肢: Dify(ノーコードAIチャットボット)は「自分のAPIキーで使う」という仕組みが作りにくいため見送り。Next.js(本格Webフレームワーク)は開発コストが3〜5日かかり、PythonをTypeScriptに書き直す必要があるため初期フェーズでは過剰。

APIキーの取得は本当に簡単?: 国交省の申請フォームに名前とメールアドレスを入力するだけ。無料。早ければ数時間、遅くても5営業日以内にメールでAPIキーが届く。審査はほぼ自動。

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